- 着物を自分で着られるようになりたいんだけど…
- きもの初心者で不器用な私でも大丈夫?
- 教室に通うなら結局どのくらいかかるの?
一般的に、着付け教室の初心者コースは3ヶ月(6〜8回)程度で一通り着られるように設定されていますが 、実は着物の種類と目的によって、必要な期間は少しずつ変わってきます。
今回は、完全初心者から始めた私のリアルな体験談をもとに、挫折せずに着付けができるようになるまでの目安や、最短で上達するためのちょっとしたコツをお話しします。
これを読めば、あなたの着物デビューへの道筋がきっと見えてくるはずですよ。

いつき
- きもの文化検定3級
- 着物で推し活を楽しむ地方在住ママ
- 着付け教室・着物レンタルの体験談を発信
着付けができるようになるまでの期間は3ヶ月が目安

多くの着付け教室では、初心者向けコースを3ヶ月1クール(全6〜8回)として設定しています。
週1回のペースで通うことで、日常生活で楽しむカジュアルな着物(小紋・名古屋帯)の着付けの基礎を習得できます。
教室では手順を体に覚えさせることを優先し、作法や基礎知識を交えながら3ヶ月かけてじっくり進めます。
ただし、より早く習得したい場合は、教室での学びに加えて自宅で自主練習を並行するのがおすすめです。
積極的に練習量を増やすことで、3ヶ月を待たずにより短期間で着付けを習得することができます。
【経験談】私が着られるようになったと感じた総練習は約36時間でした
実際に一人で着て外出できる自信をつけるには、教室以外での自主練習も欠かせません。
私は二重太鼓の着付けを学んでいたのですが、12回のレッスン(各2時間)に加え、週に1時間の自宅練習を半年間続けて、卒園式に1人で着ていけるかもと手応えを感じました。
ちなみに私は自己流の練習で失敗したタイプなので、かなり遠回りした方だと思います。
≫私の着付け練習失敗エピソードはこちら
【教室別】着付けを習得するまでにかかる回数
ここでは、主要な着付け教室の回数をもとに、習得までにかかる期間をまとめました。
| 初級コース(小紋・名古屋帯など) | 中級コース(訪問着・袋帯など) | |
| 日本和装 | 120分×5~6回×3クール | |
| いち瑠 | 120分×8回 | 120分×8回 |
| 長沼静きもの学院 | 120分×8回 | 120分レッスン×16回 |
| 着物レディ着付け学院 | 90分×8回 | 90分×15回 |
| 青山きもの学院 | 120分×12回 | |
カジュアルな名古屋帯(一重太鼓)なら6〜8回が目安

多くの教室では、初心者向けに名古屋帯の着付けからスタートする3ヶ月(6〜8回)のコースを設けています。
長襦袢の着方や小物の扱いといった基本を学ぶのが目標です。
普段のお出かけを楽しむレベルであれば、この回数で十分手応えを感じられるでしょう。
礼装用の袋帯(二重太鼓)をマスターするには12回が目安

結婚式や卒業式で使う二重太鼓を習得するには、中級コースを含めた約半年間が目安です。
私の場合は、完全な初心者から始めて12回目くらいのレッスンで、ようやく「これなら一人で卒業式に行ける!」という自信がつきました。
礼装の着付けは手順が複雑なため、少し余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
人に着せるなら1年以上の期間が必要

自分ではなく家族や友人に着せてあげる他装は、自装とは別の技術として認識しましょう。
まずは自分で着られるようになり、その後に専門的なコースへ進むのが一般的な流れです。
多くの教室では習得に1〜2年ほど要するため、本格的に特技として身につけたい場合は、長期的な視点で腰を据えて取り組む必要があります 。
【体験談】着付けを早く習得するための3つのコツ
ここでは、私が実際に教室へ通って感じた3つの教訓をシェアします。
- YouTubeでの復習は混ぜるな危険!講師の手順をまずは完コピする
- 練習用の帯は扱いやすさを重視!
- 仕上がりを左右する長襦袢は自分に合ったサイズで
①YouTubeでの復習は混ぜるな危険!講師の手順をまずは完コピする

早く覚えたいと焦って、自宅でYouTube動画を検索するのは要注意です。
着付けには正解の手順がないため、動画と先生の教え方が違うと手順がごちゃ混ぜになり、私自身は大混乱して遠回りをしてしまいました。
そのため、まずは授業中にメモを取ったり、許可を得てスマホで撮影したりして、教わった通りの手順をマスターすることを念頭に置きましょう。
着付け教室に通っている間にYouTubeを活用する場合は、基本の手順をマスターした後に「帯揚げを綺麗に結ぶ方法」など、苦手なポイントをピンポイントで学ぶ程度に活用することをおすすめします。
②練習用の帯は扱いやすさを重視!

私が着付けの練習で苦労したのは、母から譲り受けた礼装用の豪華な袋帯で練習を始めたことです。
上の画像の左側の帯なのですが、刺繍が入っていて重みがある袋帯です。
昔の礼装用の帯は、他人に着せてもらう前提で作られていることがあり、生地が固くて折りにくいため初心者には扱いが難しかったです。
初心者が自分で着付けるなら、メルカリやリサイクルショップで手に入る安価なものでも、柔らかくて扱いやすい練習用の帯を準備することをおすすめします。
③仕上がりを左右する長襦袢は自分に合ったサイズで

着物は譲り物やリサイクルでも調整が効きますが、土台となる長襦袢のサイズが合っていないと、綺麗に仕上げるのは難しくなります。
私自身、衿が詰まったり衣紋が抜けなかったりと苦戦しましたが、長襦袢を2回買い換えて自分に合うサイズにしたことで、一気に仕上がりが綺麗になりました。
もし予算が許すなら、自分の体型に合わせて採寸した長襦袢を持つことが、結局は上達への一番の投資になります 。
着付け教室選びでチェックすべき3つのポイント
納得して通い続けるために、私が実際に教室へ通って感じた「事前にチェックすべき設備・環境」を3つご紹介します。
- 全身鏡の数やレッスンの振替制度
- 生徒の年齢層や人数
- 着物の販売会の有無
①全身鏡の数やレッスンの振替制度

教室を選ぶ際は、設備面も必ず確認しましょう。
例えば、貸し教室を利用しているレッスンの場合、全身鏡が人数分用意されていないケースがあります 。
私が通った教室でも、鏡が一つしかなかったため、自分の姿をチェックするのに順番待ちが必要で、効率的に練習が進まないことがありました 。
また、仕事や急な用事で休んだ際の振替制度が整っているかも、継続して通うためには大切なポイントです。
②生徒の年齢層や人数

同じ目的を持つ仲間がいることは、モチベーションの維持に繋がります。
私が通った日本和装の教室などを例に見ると、参加者の年齢層は40~60代がメインで、各クラス3~5名程度の少人数で行われることが多いです 。
自分と同世代の方がいれば、着物に関する悩みも共有しやすく、リラックスしてレッスンに臨むことができます。
通う教室の立地や時間帯によって年齢層が異なる場合が多いので、気になる方は無料体験レッスンに参加して講師に相談してみるのもおすすめです。
③着物の販売会の有無

無料や格安の着付け教室では、レッスンのカリキュラムの一部として販売会が組み込まれている場合が多いです。
例えば、日本和装では「見る目を養う講座」として、加盟店からの仲介手数料で運営費を賄う仕組みが取られており、イエローカード制度などの消費者保護の仕組みも説明されます。
着付け教室に通って嫌な思いをしないためにも、教室の運営形態やレッスン内容について事前に確認しておきましょう。
着付けは独学でもできる?忘れないためのポイント

結論からいうと、現在は動画や本などの学習環境が充実しているため、独学で着付けを習得することは十分可能です 。
しかし、手の動かし方や体型に合った着物の処理といった感覚的な部分は、独学だと習得までに時間がかかるのが現実です 。
私自身、どうしても帯揚げの処理が苦手で講師に直接相談したところ、別の方法を提案していただき、一発で悩みが解決した経験があります。
また、一人で黙々と進める独学は、モチベーションの維持が難しいという側面もあります。
おすすめの方法は、基本的な流れは動画などで予習し、どうしても苦手なポイントだけ単発の1DAYレッスンなどを利用してプロに教わるスタイルです。
独学と対面レッスンを賢く組み合わせることで、遠回りせずに着付けをマスターできるようになります。
着付けを忘れないために、とにかく着物に触れる時間を作る!

せっかく覚えた着付けの手順も、しばらく着物から離れてしまうと、驚くほどすぐに忘れてしまいがちです。
一度習得した感覚を維持するには、とにかく着物に触れる頻度を増やすことが何よりも重要です。
もし一通り着付ける時間がないときは、「洋服の上から補正をして帯だけ結ぶ」といったピンポイントの練習もおすすめです。
10分程度の短い時間でも、定期的に手を動かすことで指先が感覚を忘れず、次に着る際のスムーズさが格段に変わります。
完璧を目指してハードルを上げるよりも、まずは日常の中で着物に触れる機会を意識的に作っていきましょう。
月に一度は着物を着て外出する機会を作る

着付けを定着させる一番のコツは、やはり実際に着物を着てお出かけすることです。
着ていく場所がないと勇気が出ない方におすすめなのが、一人での外出です。
私は映画鑑賞が趣味なので、「一人で映画を見に行くときは着物で行く」といった目標を立てています。
私自身、誰かと一緒だと「待ち合せの時間に間に合うか」「着姿が浮いていないか」と気疲れしてしまいますが、一人での映画鑑賞なら多少帯がうまく結べていなくてもいいやと気楽に挑戦できています。
外に出かけることで、「今日は帯が緩んできたから、次はここを気を付けよう」といった具体的な反省点も見えてきます。
まずは一人での映画やランチなど、ハードルの低い小さな目標から始めて、着姿をブラッシュアップしていきましょう。
着付けを習うためのよくある質問と回答

- 不器用でも着付けは覚えられる?
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はい、覚えられます!着付けは運動や語学と同じで、正しい手順を繰り返し練習することで、誰でも技術として身につけることができます 。私も教室に通っている時に手順が覚えられず、本当に着られるようになるのかと不安になったことがあります。しかし「あ、いけるかも!」と思えるタイミングが必ず来ます。
- 着付け教室を辞めずに通い続けるコツは?
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明確な目標を持つことが一番の近道です 。例えば「子供の卒業式に着る」「友人と着物でランチに行く」といった具体的な予定があると、練習への意欲が維持しやすくなります 。また、最初の3回ほどは間隔を空けずに通うことで、手順を忘れる前に定着させることができます 。
- レッスン以外に自宅での復習は必須?
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より早く綺麗に着られるようになりたいのであれば、週に一度でも自宅で復習することをおすすめします 。講師の手順を忘れないうちに、自分でメモした内容を元に再現してみることが上達のポイントです。
【まとめ】着付けができるようになるまで
着付けができるようになるまでには、カジュアルな普段着であれば3ヶ月(6〜8回)、礼装を一人で着こなすなら半年(12回以上)が現実的な目安です。
上達のポイント3つ
- 目標設定:卒業式やランチなど、着物を着る目標を具体的に決める
- 練習の質:さまざまな動画を見漁るのはやめて、まずは1人の講師の手順を完コピする
- 環境作り:扱いやすい練習用の帯と、サイズの合った長襦袢を準備する
まずは最初のアクションとして、同世代の仲間と学べる教室の無料体験から一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

