【写真&動画で解説】日本和装 小袖ベルトの使い方|手順ガイド

日本和装で着付けを習い始めたけれど、小袖ベルトの使い方がいまいちわからないと悩んでいませんか?

私も日本和装で着付けを習った一人ですが、小袖ベルトの公式の動画や教科書がなくて、使いこなせるようになるまで本当に苦労しました。

正直、普通の腰紐じゃダメなの?と何度も感じたほどです。

しかし一度コツを掴んでしまえば、ゴム製の小袖ベルトは、食事をしても苦しくなりにくく、長時間着物を着る時には手放せない愛用アイテムになりました。

この記事では、かつての私のように「使い方がわからない!」と困っている方に向けて、実際の手順を画像と動画を使って分かりやすく解説します。

サクッと3分で読めますので、ぜひ今日の練習に役立ててください。

目次

日本和装の小袖ベルトの紹介

日本和装の着付けでは、一般的な腰紐の代わりに、独自のアイテムを使用するのが特徴です。

基本のセットとなるのは、「小袖ベルト」2本と、「小袖こしひも」1本の計3点です。

これらを使うことで、日本和装が提案する苦しくない着付けを実現できるとのことでした。

小物の役割
  • 小袖ベルト1本目…長襦袢の着付けに使用(コーリンベルトのようなもの)
  • 小袖ベルト2本目…着物の着付けに使用(胸紐の代わり)
  • 小袖こしひも…着物の着付けに使用(腰紐の代わり)

日本和装の着付けを習うときには、この3点は購入必須となっていました。腰紐等で代用不可です。

日本和装の教室では、初回の授業で必ず小物の案内があります。

その際、講師の先生が手持ちの小物をチェックし、不足しているものがあればその場でマーカーでチェックし申込用紙に記入してくれます。

小袖ベルトにはMとLの2種類のサイズがあり、 サイズ選びは先生が体型を見て指定してくれます。

MとLの両方のサイズを購入した方は、「M」が長襦袢用で「L」が着物用となります。

購入は日本和装の公式オンラインショップから行います。

通常価格だと少しお値段が張りますが、受講生には特典として「2,000円割引クーポン」が発行されます。

私もこのクーポンを利用して、3点セットを2,750円で購入することができました。

小袖ベルトは日本和装以外でも購入可能ですが、割引適用&送料無料の日本和装の方が少し安く購入することができます。

【準備】使う前にやっておきたいひと工夫

手元に持っている小袖ベルト2本のサイズがMとLの場合は、どちらが長襦袢用なのがわかるように、片方に印をしておくと便利です。

ちなみにMとL両方のサイズを購入した方は、「M」が長襦袢用で「L」が着物用となります。

私は下記のように長襦袢のベルトの方に「長」と書いたテープを貼っています。

小袖ベルトを使った長襦袢の着用方法

ここでは小袖ベルトを使った長襦袢の着付けについて解説します。

あくまで私が日本和装で習った手順であり、講師によって異なる場合があるのでご了承ください。

※肌襦袢とタオル等での補正が完了した状態でスタートしてください。

STEP
※長襦袢用の小袖ベルトのクリップを開き、留具もはずしておく
※MとLを購入した人はMの方を使用
STEP
長襦袢を羽織って、左側(上前)の着物をはらい、ハイウエストの位置に手を当ててポージングし、指4本分下の位置に小袖ベルトのクリップを留める
STEP
左右の衿先を揃えて、反対の右側(下前)の同じ位置に小袖クリップを留める
STEP
右側(下前)のベルトを左側(上前)の身八つ口から外に出す
STEP
親指・人差し指・中指の3本でクリップの先を軽くつまんで、バストに被せるように左右にスライドさせる。すっとスライドさせるイメージです。
STEP
つまんだ指をそっと離して、上にそろりそろりと移動させ、バストトップと鎖骨の中間あたりの衿をつまむ。
STEP
そのまま左右の衿を首の方に10㎝以上ぐっとスライドさせて、思い切りえもんを抜く。えもんの目安:拳が縦に1個分入るくらい
STEP
クリップで留めた方の反対側のベルト先端を背中のえもん抜きに通す
STEP
輪になっている部分に両方の小指を通してから、小袖ベルトのクリップをつまみ、再び衿の位置やえもんを整える(えもん抜きに小袖ベルトを通した時に衿合わせがずれるため)
STEP
ゴムを左右均一にぐっと前に引き、正面位置で留具をする。留具の位置が体の中心になるように左右のゴムの長さを調整する。ゴムの位置は、バストトップの少し上あたり。
STEP
前で留めた状態、ベルトは指が2~3本上から入るくらいゆるく留めるイメージ
STEP
前の小袖ベルトの中央に両手の人差し指を上から入れて、しわを脇に寄せる
STEP
同様に、背中の小袖ベルト中央に左右の人差し指を下から入れて、脇に皺を寄せる(ベルトより上の背中の皺をとるイメージ)
STEP
最後に肩を後ろに回しながら、腰の長襦袢をぐっと下に引くとよりしわがぴしっと伸びます

小袖こしひもの使い方手順

次に私が習った小袖こしひもの使い方について解説します。

あくまで私が日本和装で習った手順であり、講師によって異なる場合があるのでご了承ください。

STEP

着物を羽織り、長襦袢の袖を着物の袖の中に入れて整える
STEP
左右のかけえり線を揃えてから片手でつまむ
STEP
反対の手で背縫いをつまみ下に引く→かけえり線の手を引いて長襦袢に沿わせる。
STEP
【腰から下の着丈を整える】
えり先を持って両手を広げ、ぐっと引き上げる。すそはくるぶしが隠れるくらい位置に調整する。
STEP
上前あてて身幅合わせる→上前を開く→下前を腰に巻き付けて手首を使ってぐっと裾先を上げ、裾すぼまりにする
STEP
上前を戻し、そのまま体をぐっとおさえる。反対の右手をすっと抜く
STEP
お尻の着物の皺を上にならして、小袖こしひもの滑り止めが付いた部分をおへそのあたりにあてる。
STEP
紐を伝いながら左右同時に腰に巻き、背中でクロスして前で留具をする
STEP
身八つ口から手を入れて前後のおはしょりを整える

小袖ベルトを使った着物の着用方法

最後に小袖ベルトを使った着物の着付けについて解説します。

あくまで私が日本和装で習った手順であり、講師によって異なる場合があるのでご了承ください。

STEP

小袖ベルトの留具を外しておく。ベルトは襟下(右太ももの着物)の端に留めておくと取りやすくておすすめ
STEP
【左右のかけえりを合わせて背縫いを整える】
両方のかけえり線をつまみ、反対の手で背縫いをつまんで下に引き、背中心を整える
STEP
【衿合わせ:下前のかけえり】
下前の内側と外側のかけえり線を合わせるように、3㎝ほど内側に折り込み右手でつまむ。
STEP
左手を身八つ口から入れて、右手の上の位置にあるかけ衿をはさみ、①着物に沿ってすっと右耳の下までスライドさせ②着物のえり線を長襦袢のえり線の上に乗せる。
STEP
左手をそのまま下にスライドさせ、右手と交代してウエストの位置でかけ衿をつまむ。
STEP
左手をウエスト位置(※ハイウエストではない)でポージングし、そのまま右にスライド。かけ衿が指先に触れたら、指2本分の位置を右手でおさえる。
STEP
小袖ベルトを持った左手を、身八つ口から入れ、指2本分の位置に小袖ベルトを留める。
STEP
反対側(上前)の掛けえりも同様にしてえりを作り、小袖ベルトを留める。
STEP
両方のかけ衿が完成したら、首元の背縫いあたりの衿から長襦袢が出ていないことを確認し着物クリップでとめる。
STEP
【※一重上げ】左手を身八つ口から入れて、親指・人差し指・中指の3本で小袖ベルトをつまむ。右手で手刀をつくり、右ウエストに添える。
※2重になっているおはしょりを畳んで1重にすることで、おはしょりをすっきりさせる方法
STEP
そのまま左側にスライドさせて、下前のおはしょりをクリップをつまんだ手ごと上にたくし挙げる。
STEP
右手の手刀の上に、左手でつまんだクリップの着物をかぶせる。
STEP
右手でクリップ位置の着物をはさみ、右下に向ってスライドさせる。
※着物をひっぱらない
STEP
右もものおくみ線とおはしょりのおくみ線の位置をあわせる。
STEP
左手で身八つ口から手を入れて左の小袖ベルトのクリップを。右手で右側の小袖ベルトのクリップをつまみ、左右のクリップ位置が揃っているか確認。
STEP
そのまま手を後ろに回して背中で交差し、前で留具をする。
STEP
【前の皺を取る】

両手の親指を正面のベルトの上から差し込み、脇にスライドさせて着物の皺をとる

STEP
【後ろの皺を取る】

片手でおはしょりをはさみ、反対側の手の人差し指をベルトの下から差し込み、脇にしわを寄せる。反対側も同様に行う。

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